飲食店オーナー必見。食べログやぐるなびに依存しない、無料のインターネット集客方法まとめ

私たちは日本酒飲み比べ業態「KURAND SAKE MARKET」、梅酒・果実酒飲み比べ業態「SHUGAR MARKET」等、現在13店舗の直営店、6業態を運営しています。その中でも、飲食店が苦手と言われてるWebサービスの運用を試行錯誤していて、少しずつ成果が出てきました。まだ失敗を繰り返しながら運用している状態ですが、いくつか事例を紹介します。
 
ちなみに全て自社で運営、企画を行っております。スタッフがある意味片手間でやっておりますので、全てにおいて運営費用はかかっていません。
 

クラウドファンディング

私たちは直営店の1号店オープン時から、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」を利用しています。全部で11回のプロジェクトを実施して、合計約2500万円を調達しました。これは外食企業の中でも多い方だと思います。
 

 
クラウドファンディングを利用する目的は、資金集めだけではありません。大事なのは「お客さまの獲得」、「認知の獲得」「継続して利用すること」です。
 

お客さまの獲得

クラウドファンディングのプロジェクトを公開しても本来は、まだオープンしていない、どんな人が運営してるかわからないお店に対して、お金を払って支援をするのはとてもハードルが高い行為です。そのためお得な割引クーポンのリターンを用意して、お客さまの来店動機を作ることに目的を絞ります。お得感が無いとお客さまは支援してくれません。下記の事例では、通常3,000円(税別)の料金を割引したリターンを作りました。
 
 
トレードオフの考え方ですが、行ったこともないお店にお金を支払ってくれる(リスク)ので、リターン(割引)を得るのは当然ですよね。そのためクラウドファンディングは損をしない割引価格、かつ買いたい!と思ってもらえるリターンの設計が、一番の肝になります。
 

認知の獲得

クラウドファンディングを利用することで「メディアの露出」「SNSでの拡散」が見込めます。前者と後者はセットで、メディアに露出されるから、SNSで拡散し、結果多くの方にお店のオープンの存在を認知してもらえるようになります。プレスリリースにはコツが入りますが、それはまた別で紹介します。プレスリリースに関しては、クラウドファンディングのサービス会社に相談するのも一つです。数あるプラットフォームのなかでも、Makuakeは広報が強いのでおすすめです。もちろんプロジェクトが魅力的、かつ自社で努力するのが大前提です。
 

継続して利用すること

もう一つ大事なのが継続することです。当社はMakuakeと業務提携をさせていただいてますが、1つのプラットフォームに絞り、新店や新業態をオープンするごとに、プロジェクトを継続して実施しています。前述ですが、合計11回のプロジェクトを実施しています。これにより、当社のプロジェクトに支援したことがある支援者さまが蓄積されていきます。
 
これにより、新しいプロジェクトを実施する際に、過去の支援者さまに「また新しいプロジェクトが始まりました!今ならお得なりターンがありますよ。」とお知らせすることができます。過去に支援してくれた方々なので、リターンが魅力的であれば、また支援していただける可能性が高いのです。これにより全くのゼロスタートではなくなり、数追うごとにプロジェクトがサクセスしやすくなるのです。
 
 

Twitter

当社では各ブランドごとにTwitterアカウントを作成して運営しています。特にKURANDのTwitterアカウントは、公式アカウントマークが付いています。6店舗のチェーン店で、公式マークが付いてる事例はあまりないかと思います。
 

Twitterでは主に「情報発信」「お客さまとのコミュニケーション」「コラボレーション」を行っています。
 

情報発信

店舗のお知らせはもちろん発信しますが、さりげない日常、オフショット等の緩い投稿をメインに投稿しています。Twitterはスキマ時間に見るものです。自分がフォローしてるアカウントが広告ばかりだったら、見る気がなくなりますよね。下記のように、本当にどうでもいい内容です(笑)。
 


どちらかと言うと、緩い投稿をメインにしてユーザーとのコミュニケーションがメイン。そしてたまに店舗情報を出す。というやり方を採用しています。
 

お客さまとのコミュニケーション

一度ご来店いただいたお客さまと、Twitterでコミュニケーションをとっています。まず店舗で「#KURAND」でSNS投稿してもらえれば、その場でおつまみを1品プレゼントするサービスを行います。そして後日、「#KURAND」で投稿してくれたお客さまに対して、公式アカウントから御礼の返信を行っています。
 

一度ご来店されたお客さまと、再びTwitter上で繋がることができます。これは嬉しいことですね。もちろん一部のお客さまにとっては迷惑の場合もありますので、そこは調整が必要です。
 

コラボレーション

他企業さまと、Twitter上のアライアンスを行っています。プレゼントキャンペーンや、実店舗を使った販促キャンペーン等です。下記は駄菓子のビッグカツで有名な、株式会社すぐるさんと。
 


Twitterの公式アカウントで大御所のSHARPさん、タニタさんに、お店に来てもらえたのは光栄でした…!

 


Twitterはブランディング、認知度の獲得にとても効果的なツールです。また店舗への来店、予約の獲得にも効果が出ています。Twitterでは、一緒に遊んでいただける企業さまを募集しています。Twitterのメッセージお待ちしてます。
 
 

オウンドメディア

オウンドメディアとは、簡単に言うとブログです。私たちは一般のお酒が好きな方に向けたNOMOOO(ノモー)という情報サイトのほかに、店舗と連動したサイトを3つ運用しています。日本酒に特化したKURAND(クランド)、梅酒と果実酒のSHUGAR(シュガー)、焼酎のHAVESPI(ハベスピ)。それぞれが実店舗のサービスに合わせた専門的なコンテンツを配信しています。
 

出典:“店長ブログ”がCVに効く!「NOMOOO」「KURAND」が見つけた実店舗とオウンドメディアの連携
 
オウンドメディアの目的は「店舗への来店促進」「認知の拡大」「空き時間の活用」です。
 

店舗への来店促進

KURAND SAKE MARKET」や「SHUGAR MARKET」は、Web予約でのご来店が多い店舗です。総来店数の50%以上はオウンドメディア経由となっています。
 

認知の拡大

日本酒のコンテンツを発信しているKURANDは、一日に数万人が見るメディアに育っています。日本酒に関する様々なキーワードの検索結果に、KURANDの記事が表示されるよう、ユーザー目線の記事作成を行っています。その結果、「日本酒に対する検索→KURAND」という導線が生まれ、ブランド認知を獲得することができます。
 

空き時間の活用

飲食店は客商売なので暇な時間が必ず発生します。特に平日のオープン直後17時〜19時頃は、暇な時間が生まれることが多いです。その空いてる時間を有効活用して、店舗スタッフにもメディアのコンテンツを作成してもらっています。店長の商品知識も付き、一石二鳥です。
 
当社のオウンドメディアの取り組みについてはUIDEALさんに紹介していただきました。詳しくはコチラの記事をご覧ください。
 
 

LINE@

各ブランドごとにLINE@アカウントを運用しています。LINE@は「クーポン配信」「コミュニケーション」の2つがメインになります。
 出典:LINE@公式ブログ
 
LINE@はプッシュ通知でほぼ確実に見ていただけるため、来店のきっかけとなる動機を生み出しやすいツールです。私たちのLINE@は全アカウントを合計すると、1万人以上の友達がいますが、LINE@は店舗での友達登録が多いため、友達の9割は一度ご来店されたお客さまです。
 

また、トーク機能による、お客さまとの些細なコミュニケーションもとても大切だと感じています。
 

当店のLINE@の取り組みを、LINE@公式ブログに掲載していただきました。詳しくはコチラの記事をご覧ください。当店は友達数も増えたので有料プランを使っていますが、最初は無料プランで十分です。
 
 

メールマガジン

私たちのお店では、Web予約システムに「AIRリザーブ」を使用しています。初期費用も月額費用も無料です。AIRリザーブで予約するとき、お客さまはメールアドレスで登録して、予約します。このWeb予約で登録いただいた方に、メールマガジンをお届けしています。メールマガジンはいつでも簡単に解除可能です。
 
メールマガジンには主に「キャンペーンの紹介」「割引情報」「新店情報」「最新のコラム記事」が記載されています。またプレミアムな日本酒のご案内、姉妹店の「会員制BAR」の会員優待案内など、メールマガジンだけの特典を用意しています。
 

1号店オープン時から利用しているため、数万人のお客さまにご登録いただいてます。メールマガジンも来店のきっかけとなる動機を生み出しやすいツールです。
 
 

Instagram

正直なところ、Instagramはまだ試行錯誤しています。Instagramは、ゴールの設定が難しい、KPIの設定が難しい、写真撮影に時間がかかるなど、まだ課題は多いです。ただし利用者が増加してるのは事実。当店ではInstagramは「ブランディング」「お客さまとのコミュニケーション」として利用しています。
 
お客さまに、Instagramで当店へのチェックイン投稿をしてもらい、おつまみ1品サービスしています。後日、Twitterと同じく、公式アカウントから投稿してもらった写真にライクをすることで、オンラインでのコミュニケーションをとっています。


Instagramを見て、お客さまに「お酒飲みたい!」と思ってもらいたいです。
 
 

海外のWebサービス

海外のWebサービスも利用して、訪日外国人の集客にも力を入れています。訪日外国人客は2020年に4,000万人、市場規模は8兆円になると言われていて、日本で商売をするならば無視できない存在になってきています。ここで紹介するのは「TripAdvisor」と「KLOOK」です。
 

TripAdvisor(トリップアドバイザー)

TripAdvisorという海外版食べログのサービスにおいて、「KURAND SAKE MARKET」は渋谷エリアのナイトスポットランキングで1位を獲得。池袋、新宿など他のエリアも上位となっています。
 

こちらは純粋に、訪日外国人のお客さまに楽しんでいただくことしかありません。期待値を超えるサービスをする地道な活動しか答えはありません。そのなかでも訪日外国人の方々にとって、日本酒はとても人気だということは実感しています。
 

KLOOK

KLOOKはアクティビティ販売サービスです。当店には専属のプロの外国人スタッフがいます。彼が訪日外国人のお客さまに対して、マンツーマンで日本酒をレクチャーするプログラムをKLOOKで販売しています。とても人気で、毎日数件の予約が入ります。ただし、海外のWebサービスを利用するためには、英語のやり取りが大前提です。
 

私たちの訪日外国人への取り組みは、NHKで特集していただいたり「とくダネ!」でも紹介いただきました。
 


他にも、訪日外国人向けツアー・アクティビティ予約ポータルサイト「Beauty Of Japan」を運営するBOJ株式会社と業務提携もしています。また他にも海外のWebサービスを利用して、検証中です。今後は、「日本酒ならKURANDだよね」と認知してもらうことを目標に、海外のWebサービスには力を入れていきます。
 
 

補足:特典にはこだわる!!

インターネット予約、Twitterのハッシュタグ投稿、Instagramのチェックイン、メールマガジンの購読、LINE@の友達登録など、これらは基本的にはお客さまにとってはすごく面倒なことです。そのため、当店では特典に力を入れています。例えば「KURAND SAKE MARKET」では、インターネット予約でもらえる「おつまみ」は、原価をかけて、手作りで自信のあるものをプレゼントしています。これがお酒にぴったりなんです。
 

メールマガジンやLINE@においては「限定酒」「産地直送のおつまみ」「一ヶ月間店舗利用無料パスポート」など、正直赤字のプレゼントも実施しています(笑)。
 

お得なのでおすすめです!
 
 

最後に

このように、有料媒体だけでなくても、無料サービスを使うことで、飲食店ビジネスに役立てることができます。ここに上げたのは一例で、まだまだ活用方法はあるはずです。私たちもまだまだ試行錯誤中です。参考にしてもらいつつ、独自の運用方法を見つけてみてください。
 
とはいえ、ぐるなびさん、食べログさんももちろん効果があります。有料媒体、無料サービスと、上手く使いこなしてみてください。ちなみに私たちが運用を検証してるインターネットサービスは、公式facebookページなど、他にもまだまだあります。こちらもまとまり次第、記事にします。
 
更に詳しく知りたい飲食店オーナーさま、当社のKURANDSHUGARとコラボレーションしませんか?また、私たちのお酒をお取り扱いいただける店舗さまも募集しています。お問い合わせ窓口より、お気軽にご連絡ください。
 
 
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